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ティフトン芝とは?
ティフトン芝とは?― 強靭さと美しさを兼ね備えた芝の優等生 ―

はじめに

お庭や公園に拡がる青々とした芝生。ゴルフ場や競技場、園庭、校庭等公共施設の緑地においても、「芝生」は緑豊かな癒しの景観と蒸散作用による温度上昇の抑制等の両面で重要な役割を担っています。
その中でも特に注目されている芝種が「ティフトン芝(Tifton grass)」です。美しい緑色、耐久性、再生力といった優れた特徴を持ち、プロ仕様の競技場や公園だけでなく、近年では一般家庭の庭にも取り入れられるようになってきました。

そもそもティフトン芝とはどのような芝なのか、その特徴や歴史、メリット・デメリット、適した使用場所、育て方や手入れのコツ等々、ティフトン芝ご検討中の方に参考になる情報をご紹介いたします。

ティフトン芝の概要と由来

ティフトン芝とは、アメリカ合衆国ジョージア州にあるティフトン市の農業試験場で開発されたバミューダグラス(Bermudagrass)の一種で、この地名が名前の由来となっています。

具体的にアメリカ産のバミューダグラスとアフリカバミューダグラスの交雑種が「ティフトン」と総称され、その中でも「ティフトン419」は日本で広く流通している品種です。

ティフトンを含むバミューダグラスは熱帯および亜熱帯の気候に適応した芝草であり、高温下(平均25℃以上)でよく生育し、低温下では休眠に入る傾向があります。

高い密度と耐久性、そして非常に速い回復力を備えた芝となっています。アメリカではゴルフ場のフェアウェイやティーグラウンド、またはアメフトやサッカーのグラウンドなどに広く使われており、日本でも同様にスポーツターフとしてスポーツフィールドで広く使われております。

ティフトン芝の概要と由来

ティフトン芝の特徴

ティフトン芝には以下のような特徴があります。

1. 高い繁殖力

ティフトン芝はランナー(匍匐茎)がよく伸び、高い繁殖力で急速に成長する為、成長期(春から夏)には短期間で広範囲を覆う事ができます。

2. 踏圧・擦り切れからの回復力

踏みつけや擦り切れ等の芝の損傷からも茎(ストロン)や地下茎(リゾーム)による横方向への成長が早いため、回復が早く裸地化しにくいのが魅力です。

3. 葉の柔らかさ

ティフトン芝は非常に葉が細かく密度が高いため、見た目が美しく、裸足で歩いても心地よい柔らかさがあります。

4. 耐暑性・耐乾燥性

夏の高温や乾燥にもよく耐え、真夏でも青々とした美しいグリーンを維持しやすいのが特徴です。

ティフトン芝の特徴

メリットとデメリット

ティフトン芝は優れた特性を持っていますが、当然ながらデメリットも存在します。
用途に応じた正しい理解が必要です。

メリット

■美観性が高く、見た目が美しい

■裸足で歩いても心地よい葉の柔らかさ

■繁殖力が旺盛のため、初期コストを抑えられる

■優れた回復力でスポーツフェールドに最適

■雑草の侵入を抑える密生性

デメリット

■成長が速いため芝刈りの頻度が高い

■暖地型芝生のため、冬期は休眠し枯れて黄変する(常緑ではない)

■寒さに弱く、北海道や東北等の関東以北の植栽は不向き

■維持管理などのメンテナンスが必須

メリットとデメリット

使用場所と適性

ティフトン芝はその特徴から、以下のような場所で特に効果を発揮します。

■スポーツフィールド

サッカー場やラグビー場、陸上競技場など、踏圧や擦り切れに強い芝生が求められる場所

■公園

広範囲に芝生を敷きたい場合や美観を重視する場所

■校庭・園庭

自然に触れ、芝草の変化により季節を感じることで自然の大切さを学ぶ情操教育の場所

■企業の緑地スペース

美観向上、広範囲の緑地スペース、雑草対策を有する場所

■個人宅の庭

柔らかい芝草なのでお子様やワンちゃんも喜ぶ、家族の癒しの場所

一方、寒冷地や日照が少ない場所ではうまく生育しないため、寒地型芝(ケンタッキーブルーグラスやベントグラスなど)との比較検討が必要です。

使用場所と適性

ティフトン芝の管理方法

美しい芝生を維持するには、定期的な手入れが欠かせません。以下は基本的なメンテナンス項目です。

1. 芝刈り

生育が非常に旺盛なため、夏期は週1回程度の芝刈りが推奨されます。刈高は20〜30mmが理想です。

2. 水やり

高温乾燥に強いものの、極端な乾燥時には水やりが必要です。特に植栽直後の初期はたっぷりと水分を与えます。

3. 肥料管理

成長期(春〜秋)には定期的な施肥が必要です。窒素分を含んだ肥料が効果的です。

4. エアレーション及び目土

密度が高いため、年に1〜2回(春と秋)はエアレーション(穴あけ)によって通気性や排水性を改善する必要があります。
エアレーション後、目土をして下さい。

5. 冬期の対応

休眠に入る前に低く刈って下さい。秋に(お彼岸頃)、オーバーシード(冬芝ペレニアルライグラスの播種)を行うことで見た目のグリーンを維持できます。

環境との関わり

ティフトン芝はその強靭さから、都市のヒートアイランド現象の抑制や、土壌流出の防止といった環境面でも貢献が期待されています。
また、芝生にはCO₂の吸収、空気の浄化、景観改善などの効果があり、持続可能な都市づくりの一環として注目されているのです。

ただし、過剰な水やりや肥料の使用は環境負荷を高める原因にもなります。そのため、適切な管理と資源の節約を両立させた「スマート緑化」が求められています。

おわりに

おわりに

ティフトン芝は、見た目の美しさと圧倒的な耐久性を兼ね備えた芝草であり、プロ仕様のグラウンドから家庭の庭まで幅広い用途に活用されています。
その魅力は単なる景観美だけでなく、都市環境への貢献や持続可能性にもつながっています。

一方で、導入や管理には一定の知識と手間が求められるため、芝生を「育てる」喜びを感じながら付き合っていくことが大切です。
もしあなたがこれから庭に芝を敷こうとしているなら、ティフトン芝は間違いなく有力な選択肢のひとつです。

今後も、気候や都市環境の変化に合わせた芝の使い方や技術開発が進み、より多くの人にとって芝生が身近な存在となることを願ってやみません。