６坪（約２０平米）の庭なのですが、何個植えればいいですか？

１平米当たり４～６個（１坪あたり１３～２０個）を目安に５０センチ間隔で植えて下さい。
植栽適切期である５月初旬に植栽した場合、約９０日間で９０％前後のグランドカバーが可能です。
植栽間隔を小さくし、植える個数を増やすことにより、全面緑化するまでの時間を短縮できます。
ご予算や植える時期によってご調整下さい。（植え込み方法を参照）

植栽前に準備しておく事はありますか？

雑草を完全に除去し、平らに均（なら）して下さい。
強雑草が繁茂している場所へ植栽する場合は除草剤の散布も視野に入れる必要があります。
除草剤散布は、植栽予定日から逆算して２週間前までに実施下さい。
除草剤散布直後の植え込みはヒメイワダレソウにもダメージを与える結果となりますのでご注意下さい。
元肥は不要ですが、根回りをよくするために植栽する場所の土を掘りほぐしておく作業は有効です。

植栽最適時期はいつ頃ですか？

５月～８月末です。（植栽場所の気候によって前後します。）
成長が活発になるのは最低気温が約１２度以上になってからです。
植え付け後、２週間は土壌の乾燥に注意し、こまめな水やりをしてください。
また、広い面積へ植栽する場合、あえて梅雨前に植栽し、梅雨の雨を活用する方法があります。
初期管理で一番重要な水やりの手間を低減させる方法として有効です。

日当たりや水はけが悪いのですが、大丈夫でしょうか？

芝が育つ環境として不可欠なのが、日照時間（季節を問わず1日５時間以上）と水はけの良い土壌であることです。
２つの条件がそろわないと、後に生育不良や病気の原因になります。
著しく水はけが悪い場所へ植栽する場合は、土壌改良または水はけ改善の必要があります。

植栽後、刈り込みは必要ですか？

間隔をおいて植栽したポット苗が繁茂してゆく過程で、横に伸びるランナー（茎）がぶつかり合うと、
行き場のないランナーが上に浮いてくる現象が起こります。景観的に草丈が整っている方が断然美しいと言えます。
可愛い花をも刈り取ってしまう事になりますが、綺麗な景観を保つ為に、そしてヒメイワダレソウの生育環境を整えるために、
１年に２回程の思い切った刈り込みをお薦めします。刈り込みすることによる効果は２つ。
(1)分けつしてヒメイワダレソウの密度が濃くなる。
(2)光合成する葉の面積が広くなり、葉色の濃い、元気なヒメイワダレソウを長く楽しめる。
刈り込みの道具は芝刈り機で代用できます。（刈りカスは残さずに集草し、処分して下さい。
又、使用後は芝刈り機の刃をしっかり水洗いして下さい→病気の予防）

肥料はいつどのくらいあげた方がいいですか？

元々ヒメイワダレソウは海岸沿いの砂地に生えている植物ですので、肥料を要求しない強靭な環境植物として知られています。
しかし、何からの原因で葉が黄色くなったり、茎が細くなったりすることもあります。
基本的には太陽の光と水だけで十分なのですがあまりにも成長に不具合が見られる場合には、弊社扱いの液肥をお試しください。

なかなか全体に広がっていかないのですが、どうしたら良いですか？

もし、過剰な散水に心当たりがあれば、散水を少し減らしてみて下さい。
ヒメイワダレソウは、水を求めて伸びていく性質がありますので植栽場所に十分な水分があると伸びにくい傾向があります。
また、目土をすることによって回復させる方法もあります。元気がないヒメイワダレソウ全体に有機質な土をかけてあげます。
うっすらと茎が見える程度がベストです（完全に埋もれてしまうような目土は逆効果ですからご注意下さい）。